Archive for the ‘歌遊泳’ Category

歌遊泳: 心に響く「歌」の向こうには、響きの何十万倍もの受難史がある

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『てぃんさぐぬ花』 http://www.youtube.com/watch?v=UPPEkVkFvV4 cojaco
『ハイサイおじさん』 http://www.youtube.com/watch?v=KM-36N8E5uQ 喜納昌吉チャンプルーズ
『島人ぬ宝』 http://www.youtube.com/watch?v=h9Lg3dHFfsM ビギン
『涙そうそう』 http://www.youtube.com/watch?v=-2k1xfFxOk8&feature=related 夏川りみ
『芭蕉布』 http://www.youtube.com/watch?v=AriayG8-_OI 普天間かおり                                                                                                                                                                              
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   『いい歌は簡単に生まれはしない。その奥に裏に向こうに、時代があり人がいる、想いがあり思想がある、愛があり、そして闘いがある。』                                                (『時は過ぎてゆく』 曲:ジョルジュ・ムスタキ、歌唱:金子由香利、に関して書いた一文 ←http://www.yasumaroh.com/?p=3391 より) 
事件の悲惨、被害者の無念や打ち砕かれた未来・希望、加害者のこころの闇・・・、その「公的」意味を自己の内に刻み蓄積できた者だけが・・・                                                  (映画『ぐるりのこと』評←http://www.yasumaroh.com/?p=3139より)                                                              『負け続けることを止めた時、その時が本当の敗北だ』                                                                                    (金時鐘さん、某出版記念会での発言 より)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                          

歌遊泳: 「死にたいくらいに」「憬れた」のか・・・長渕。

長渕剛
 
この人は天才です。
けれど、『とんぼ』が清原応援テーマ・ソングなのはいただけない。
欲望と虚飾の街:「花の都 大東京」との和解のように見え聞こえてしまう。
憧れ・急かされ・煽られ、今夜も若者が消費による「自己実現」へと、用意された街を闊歩する。                                                        中年男:長淵に、「憬れた」ことへの自己分析と、現在と初期長渕との関係分析を聞かせる「歌」が欲しい。                                                                        
そうか、元々「死にたいくらいに」「憧れて」いたんだったっけ。
和解を拒否する道を貫いて若くして果てた、東京生れ東京育ちの 歌手もいたが・・・。
 
                                   
                                                                
                           
                       
かなり以前の長渕。↓                                                                                      『巡恋歌』 http://www.youtube.com/watch?v=4Y0nFKMxZsU&feature=related
『ろくなもんじゃねぇ』 http://www.youtube.com/watch?v=aRnBY35yAlY&feature=related                                                                                                                               『とんぼ』 http://www.youtube.com/watch?v=2Rvk939EpQQ&feature=related
  〃   http://www.youtube.com/watch?v=zP6Ctz-D1Ek&feature=related                                                                                                                             

                                                                                                                                                                       

交遊通信録&歌遊泳: M氏の 『戦争は知らない』、五月の工場

音信不通の先輩Mさん。

今日、東京は2時を過ぎても快晴でした。五月の蒼い空を見ると、あなたを思い出します。どこでどうしています?

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70年が明けて月が変る頃、ぼくは行き場も無く、後年妻となる女性の狭い下宿屋に転がり込んでいた。

ある日、ぼくの部屋にも来たことなどない先輩Mが唐突に訪ねて来た。ひと時雑談を終えると、

先輩Mは、ぼくに「今後は、お前とは会えないと思う。最後なので歌を唄う」と言って、『戦争は知らない』を唄い始めた。

聞いたことはあったが、通しで聞くのは初めてだった。突然のことであっけにとられたのだが、意外に上手かった。

誰の歌かと訊くと、カルメン・マキだと言う。Mは四番まであるその歌詞を、最後まできちんと唄ったと思う。

ぼくたちは大きく拍手し、Mは黒い顔を赤く染めて照れていた。部屋の主はお茶の一杯も出したのだったろうか・・・。

当時、MはK大「*共*」の重要な役をしていて学内「有名人」だったのだが、最後に苦い表情で改まってこう言った。

「俺、卒業するんや。苦労して大学へ行かせてくれたお袋、年老いたお袋に、卒業証書見せんならんし・・・。お前なら解ってくれるやろ。」と。

誰彼が「卒業試験粉砕」などと言っていたのだったか、あるいはK大「*共*」の要求や闘争が店晒しのさ中に卒業とは何事か、

それも重要な役のMが!との学内「世論」があったのだろうか? 「お前なら」と言われては困ったが、

ぼくに「解ってくれる」雰囲気が漂っていたのだろうか・・・? ぼくにはMの選択を非難する気は起こらなかった。大学というものにも、

卒業ということにも、何らの執着もこだわりも持たなかった当時のぼくは、ただ「ふ~ん、そうなのか」と思うばかりだった。

それはそれでいいじゃないかと受け止めたと思う。 いや、それ以前に進退極まった自身のことで精一杯だった。

だが、こだわりや執着があるのに、苦渋の果てに卒業を拒否した人々にとって、それは許せないことだったようだ。

その日その部屋その場面の記憶は鮮明なのだが、Mが仲間に、とりわけぼくに、何故、何を言いに来たのか、よく分からなかった。

やがて大学を除籍となったぼくは、後年、勤務先で労組を結成し争議となり、77年2月、組合つぶしの破産に直面する。

風の便りにMが南大阪の工場で「破産法」下の職場占拠闘争を闘っていると聞き、晴れわたる1977年の五月、破産争議のイロハを聞こうとMを訪ねた。

職場占拠の防衛戦に必要な各種法的対策、自主経営企業設立の方法、破産法闘争のありとあらゆる智恵を授かった。今も感謝している。

そこで初めて、Mが大学卒業を高卒と「詐称」し、いわば目的意識的に「労働戦線」を選択して南の工場に就職したという経歴を知った。

そのことを特段立派だと思ったのではない。その時の心は、卒業試験を受けるというMの選択を追認した心と、ぼくの中で繋がっている。

それらはいずれも、明治以来、(亜)インテリ層(?)青年が直面した、「現代」に普遍的な岐路であり選択だったと言えなくはない。

人の、たぶん切実であろう選択にはそれ相応の重量があり、その重量を背負う、あるいは背負い切れない、それは当人だけの荷物だ。

Mの卒業を非難した人の多くがやがて卒業し、学生当時の言葉と行動からも「卒業」して行ったことも事実だ。

けれど、人々が、その卒業が生きて行く為に必要な条件の一つであるような現実を生きながら、なお「卒業」しない事柄を抱えて生きる限り、

そしてぼくらが、何事からも「卒業」しないような「愚かさ」からは「卒業」すべきだと痛く自戒する限り、そこに軽重は無く、

それぞれの数十年はいわば「等価」なのだ。ぼくとMなら、自主経営企業をそれぞれの理由で破綻(ぼくの場合は破産)させたのだ。

カルメン・マキ『戦争は知らない』を聞けば下宿屋の光景が浮かび、五月の青空を見れば油にまみれたその工場内部を思い出す 。

その両方に、その日のMが居る。

両方を繋げば、「学内闘争は気にはなるし、立場もよく承知している。が、自分は卒業もして労働戦線の生産現場へ行く」そう言いに来たのだと、

「欺瞞的」だと受け取られまいとしてか「高卒で行くのだ」とは言わなかったのだと、ようやく理解できる。

もっとも、「労働戦線」という言い回しは、当時も今も好きではないのだが・・・。

Mさん、どうしてます? 芋焼酎呑みましょ。何がどうであれ、会社破産後の自主経営を、

破綻させてしまった者同士として・・・。

今度はぼくが言いましょう、「あなたなら解ってくれるやろ」と。

交遊通信録&歌遊泳: 童神-わらびがみ

童神ーわらびがみ

Yさま
ぼくも、『八日目の蝉』(NHK火曜10時)観てますよ、あと1・2回で終りますが・・・。
ラストに流れる主題歌は『童神-わらびがみ』ですね。 ええ選曲をしましたね。
夏川りみさんが、1月中旬体調不良で公演をキャンセルしたと知って、ファンの一人として心配していましたが、
妊娠だったそうです。8月出産予定だそうです。  おめでとうございます! やね。
 
                                                                                  
                                                                                              夏川りみ http://www.youtube.com/watch?v=grWLZEXIu2w&feature=related (ウチナーグチ)
あやかじ http://www.youtube.com/watch?v=4NFgLpUd8Jo&feature=related                                                                 MISA  http://www.youtube.com/watch?v=fQfvnmMzcb0&feature=related
HayleyWestenra http://www.youtube.com/watch?v=gq1BKWVWNus
古謝美佐子 http://www.youtube.com/watch?v=V7V-wJYlggc&feature=related (さすがに本家。その存在感。 唄神・母神だ)

歌遊泳: 1961年 国民的歌謡と、2010年(熊沢誠:著)『働きすぎに斃れて』

上を向いて歩こう 作詞:永六介、作曲:中村八大、歌唱:坂本九。1961年10月発売)
 
  
                                                                           60年安保の翌年の発売です。
「所得倍増」へ向かう社会を支える国民は、すでに「違う上」を向いて歩き始めていた。                                        そのことへの自覚的な「わだかまり」を取っ払う大仕事に、この歌は貢献させられた(?)。
当時の少年少女は誰も、この歌に励まされた記憶さえ持っている、
坂本九さんとこの歌に、悪印象を抱えている人に出会ったことがない。                                                                                    が50年後、社会は能力主義・成果主義を前提にして共助風土解体の社会を作り出し、熊沢誠先生の近著『働きすぎに斃れて』 (岩波書店¥3200)の渾身のレポートが挙げた、夥しい「過労死・過労自殺」の葬列を築き上げた。  今、若者は「燃え尽き、斃れるまで働く」正社員の道か、さもなくば非正規社員という名の 「明日を描けない使い捨て」かという、「上」も「横」も向けない二者択一を迫られている。 著作は、葬列に寄り添う者からの、遺された者への、喘ぐ若者への、労働組合の社会的任務を手放さない者への、痛切の応援メッセージだと読めるのです。 歌が本来言おうとした意味を復権させないと坂本九さんも浮かばれまい。                                                                                                                                                                                                                                       (近々、熊沢著作への「読後感想文」を当ブログにアップするつもりです)                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  

歌遊泳: どなたか ハコの『流れ酔い歌』をアップして下さい。

山崎ハコ
 
昨秋、趙博:『声体文藝館』-『青春の門・筑豊篇』で、趙さん版『織江の唄』を聞いた。
織江と信介になり切っての名演、名歌唱だった。(09年10月24日、両国:シアターカイ)
過日寒い三月のある夜、JRが終電で品川からの私鉄は終っていて自宅まで歩いた。
山崎ハコの深く暗い、しかし燃える歌が思い出された。
山崎ハコといえば、
彼女のある歌が「ええ歌やな」と記憶にあるのにタイトルが思い出せない。
歌詞の記憶も曖昧だ。「あんたの嘘つき」「別のことを思いよる」しか分からない。
筑豊訛りの、ハコ的情念が極まって腑に迫り来る歌だった。
ネットでハコの全曲の歌詞を繰って、そのタイトルが『流れ酔い歌』78年)だと分かった。
YouTubeに探したが無い。どなたか、ご提供下さい。
しかも、つい一ヶ月前にはあったハコの歌の多くが一斉に削除されている。
まぁ、イタチごっこなので、どなたかが又アップしてくれるでしょう・・・。
今回はあったものを採録します。
                                                    
                                                             
                                                   
                                                                                      
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<ハコ本人、ちびまるこちゃんに登場> http://www.youtube.com/watch?v=9fAttmTjKUo&feature=related
 
 
『流れ酔い歌』の歌詞を載せときます。 この歌はハコのCD 『軌跡』に収録されているそうです。
 
うちの目にうつるのは あんたの嘘だけ
うまいこと言うて 心は 別のことを思いよる
それでも 責めることは 一つもありゃせん
誰でも弱い嘘つき 弱いほどに罪深い
 
明日のことは言わんと あんたに言うたね
今でも うちは変わらん 明日なんかいらんとよ
それでも 顔を見れば 気にかかることばかり
誰でも 同じ強がり もがくほどに傷深い
 
 
*「あんた」のところを、最も信頼し・最も共感し・最も心に刻んだ存在(それは人でなくていい)に
  置き換えてみると、人の想いと対象側の考えとの「永遠のズレ」に行き当たる。そして、それは
  宗教や党派、個人や組織、団体や企業であっても変わらない。
  ズレが全くないのなら、それは妄信宗教だ、鉄の虚党だ、自己滅却だ。
    民は「弱いほどに・もがくほどに」のたうち、拠りかかりと闇の時間を越えて、
  「責めることは一つもありゃせん」と、実は「自立」へ向かっているのだ。
  そこがハコの真骨頂である。

交遊通信録・歌遊泳: おおたか静流(しずる)

またまた友人からの「歌送信」です。
 
これは、いいなあ。
未来といくつかの可能性への希望を棄てない者への、癒しと応援歌であるような・・・。
いい歌・いい歌手・いい歌唱を ありがとう。
 
  おおたか静流(しずる) {年齢不詳} H.P    http://www.sizzle-ohtaka.com/                                                                                                                       「声のお絵描き」と称するワークショップを主宰。                                                                                               声による即興演奏を、大人から子供まで、プロもアマも交え、
さまざまなバリアーを越えるべく、あらゆる人を対象に、                                                    これまで世界各地で行って来た。
NHK教育TV『にほんごであそぼ』で音楽製作・歌唱・出演。
アメリカ・ルーマニア・マケドニア・ヨルダン・日本等、世界行脚中。【ウィキペディア】より
 
 
『アカシアの雨がやむとき』 http://www.youtube.com/watch?v=GEodr7rHYw0&feature=related                                                                『悲しくてやりきれない』 http://www.youtube.com/watch?v=8JG0S9v2Yg4                                           『戦争は知らない』 http://www.youtube.com/watch?v=GjbZcOOYcUU&feature=related
『花 –すべての人の心に花を– 』 http://www.youtube.com/watch?v=FPGMsifqRgg&NR=1

歌遊泳: 途上にて

昔、決してヒットしたわけではないが聞いてハマった歌、心を捉えられた歌・・・、
時を経て聞くと違って聞こえるものだ。
もちろん、変わらず心揺さぶられる響きを保っている面もある。
歌は聴く者の心や状況の鏡だ。  あゝ、恥ずかし・・・
ぼくがなお、いい歳をして「途上」に居残っていることは認めるしかないのだが・・・。
 
みなみらんぼう
 あがた森魚
森田童子
天地茂

交遊通信録&歌遊泳: ジョルジュ・ムスタキ、『地中海人』、パリ五月・・・

Sさん。

いい歌を送っていただいき、ありがとう。http://www.youtube.com/watch?v=coiXF-PqgGQ 。                                                       金子由香利:『時は過ぎてゆく』の作者ジョルジュ・ムスタキ・・・。 ウロ記憶を確かめようとウィキペディアを見ました。                                                                                             「なるほど」の満載でした。                                                                             いい歌は簡単に生まれはしない、と改めて思いました。その奥に裏に向こうに、時代があり人がいる、想いがあり思想がある、愛があり、                          そして闘いがある。

【ウィキペディアより転載】

1934年、ケルキラ島出身のギリシャ系ユダヤ人の両親がエジプトに亡命中に生まれた。フランス系の学校に通っていたが、民族など様々なトラブルがあり、自らを「Méditerranéen-地中海人」と見做すようになる(ヨーロッパ各国、アフリカ、アラブの文化が混在した無国籍ないし多国籍の意)。17歳の時にエジプトからフランス・パリに出る。1968年に当初ピア・コロンボのために作り、69年に自身も吹き込み大ヒットした『Le Métèque』(邦題「異国の人」- 直訳すると差別的な意味としての「よそ者」もしくは「ガイジン」といっていいだろう。)前年68年のパリ五月の余熱の中で、フランス社会でタブーともいえた「Juif -ユダヤ人」という単語をロマンチックに謳い上げ、自由を求める時代の気風によって、ムスタキは初めて歌手として広く認知されたといえる。

1969年に発表した『Le Temps De Vivre』(邦題「生きる時代」-同名映画の主題歌)では 「聞いてごらん、五月の壁の上で言葉が震えている。いつかすべてが変わると確信を与えてくれる。Tout est possible,Tout est permis -すべてが可能で、すべてが許される」 と五月革命時の有名な落書きのスローガンを曲にして歌った。                                 

1972年の『En Méditerranée』(邦題「地中海にて」あるいは「内海にて」)では、70年代に入っても(「政治の季節は終わった」とされていも)、独裁政治に抗するスペイン、ギリシャの民主化運動に捧げて 「アクロポリスでは空は喪に服し、スペインでは自由は口にされないが、地中海には秋を怖れぬ美しい夏が残っている」 と歌い、まだ発売される前の1971年にフランコ独裁下のスペイン・バルセロナ公演で発表する。                                                                     

ムスタキは常に社会変革の運動に心をよせ、五月革命の最中に、そして90年代に入っても度々、自身の曲に、ストライキを闘う(女性)労働者たちに捧げて 「闘う者に名はつけられない。しかし人はそれをRévolution permanente-永続革命と呼ぶ」 と歌った 『Sans La Nommer』(邦題「名も告げずに」)がある。           

また、ムスタキは2007年フランス大統領選挙において、フランス社会党のセゴーヌ・ロワイヤル候補支持を表明、5月1日の「ロワイヤル支援集会」に参加した。 *********************************************************************************************************************************************

のちに『壮大なゼロ』と揶揄される68年「パリ五月」。                                                                                                 それは、美しき五月のパリ(作者:不詳パリ市民、訳・歌:加藤登紀子)の歌とともに、あの時代の若者の心に 刻まれている、か? http://www.youtube.com/watchv=m9vdTyuUj0                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            1.赤い血を流し 泥にまみれながら
  この五月のパリに 人は生きてゆく
  ※オ ル ジョリ モァ ドゥ メ ア パリ
   オ ル ジョリ モァ ドゥ メ ア パリ
2.風よ吹いておくれ もっと激しく吹け
  青空の彼方へ 我等を連れゆけ
  ※繰り返し
3.年老いた過去は いま醜く脅え
  自由の叫びの中で 何かが始まる
  ※繰り返し
4.ほこりをかぶった 古い銃を取り
  パリの街は今 再び生まれる
  ※繰り返し
5.歌え 自由の歌を 届け 空の彼方へ
  この五月のパリに 人は生きてゆく
  ※2回繰り返し
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  *映像『フランスパリ五月革命-1968』 http://www.youtube.com/watch?v=4MRFUQ8lxIg&feature=player_embedded  

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歌遊泳&交遊録: 友あり 遠方より歌届く

古い友人が「ほら、これちょっとええでしょ?」と
お気に入りの歌を送ってきた。
なるほど・・・・と聞き入っている。
『貴方を捉えたに違いない、珠玉のベスト三曲。納得して聞いています。 ありがとう。 』 と返した。
送られて来た歌は、云わば
ある非転向(イデオロギーのことではなく、もっと大きな意味で・・・。構え・価値観・人柄などのその奥の根本の精神)
を謳い上げている。
例えば吉田拓郎。
同世代同業の誰彼が、「お上」が喜ぶ映画の主題歌を歌い「天皇」が授与する文化勲章を貰うことがあっても、
きっと、彼は貰わないだろうと想像できる。
送り主はと言うと、ぼくが知る限り
ささやかに生き、子を産み育て、働き、貧困を好む訳ではないが裕福は肌に合わず、
挽回可能な難題と、生活維持可能な範囲の収入を甘受して生き、
事に臨んでは、生来のビビリ症ゆえドキドキしながらも、気が付けば周囲が驚く「舞台」に立ってしまふ・・・そんな人だ。
これらの歌が、この人に棲んでいることに何の違和感もない。
歌の好みは人生の一部だ。
 
 
吉田拓郎 『ファイト』 作詞・作曲:中島みゆき)
 
加藤登紀子 『時には昔の話を』 (作詞・作曲:加藤登紀子)
 
金子由香利 『時は過ぎてゆく』
(作曲:ジョルジュ・ムスタキ、訳詩:古賀力)
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