つぶやき: 自己矛盾? 失言?

行政刷新会議:再仕分け

民主党が作った予算を民主党の行政刷新会議が仕分けする-これは自己矛盾であり、混乱を露呈した。との報道が溢れている。                                                                                                                                                                       そうなのか?                                                                                     ぼくは思う。不備や間違いがあっても、異論があっても、我が党が作ったものだからと無批判に推し進めることの方が「自己矛盾」だと…。                                                                                                      我が党、我が社、我が家に染み付いた「黙契」を見る思いだ。                                                                              あるところで読んだ。「その国の過去500年間で、もっとも永く続いた体制が培った「黙契」が、その国の人心のベイシックな実相である。」と。                                                                                              日本に当てはめると、それは江戸時代ということになるが、お家に仕える武士の処世・お上にモノ言わ(え)ぬ農民・家父長制…                                                                                                       だが、忘れないでいたい。江戸には写楽が在り、平賀源内・関孝和が居り、浪速では大塩平八郎が起ち、全国に一揆が在った。                                                                                                                 もちろん行政刷新会議の構成と権限規定を組み立て直す必要はありそうだ。                                                                                               自己矛盾だと言うのではなく、民に開かれたその継続の道筋を示すべきだ。 

仙石官房長官の『暴力装置』発言。                                                                                                        丸川珠代氏がムキになる真情を理解しないではないけれど、暴力団と言ったのではありません。                                                                                                                    国家の「武力装置」を「暴力装置」と言うのは、国会での答弁に登場すべき言葉かどうかはさておき、言葉としては何ら不当ではない。                                                                    騒ぎ立てるマスコミとは距離を置き、冷静な見解が各種サイトに左右から寄せられているのでピック・アップしてみる。                                                                  

国家の「武力装置」を「暴力装置」と呼ぶのは、何も仙石氏の独創でも暴走でもなく、                                                                       国会答弁に相応しいかどうかは別にして、左翼によらず使用してきた用語だ。                                                                                                                                                                                                      丸川珠代さんらが「暴力団」と言われたように激昂する心情は「彼女ならそうかも…」とは思うが、                                                いささか感情論かなと思う。                                                                                      一部マスコミの大騒ぎとは別に、冷静なコメントが多数のサイトに見えるので採録しておく。                                                                    

『なぜ仙石長官が自衛隊は暴力装置と言っただけで批判されるのか理解できません。
暴力を使って国を守るのが自衛隊なんだから正論だと思います。』                                                     『当たり前。正論を針小棒大に騒ぐなだね。国家に認められた唯一の正義の為の武装暴力装置であり、その運用は慎重に、                                                                     不偏不党を大原則とし自民党のでも民主党のでもなく国家国民の暴力装置であると元自衛官は言った。』                                                                                                     『自衛隊に限らず正当防衛のような違法性が阻却される暴力もあるわけで、                                                         市井の一市民が「暴力=悪」というイメージを持つのは仕方ないのかもしれないが
立法府を預かる政治家がその程度の認識では困ります。                                                                                            仙谷「暴力装置でもある自衛隊はある種の軍事組織でもあるから、シビリアンコントロール(文民統制)も利かないとならない」
これのどこが左翼なのかもよくわからんしね。単純な一般論ですね。』                                                              『自民党の石破茂政調会長も昨年3月、シンポジウムで「警察と軍隊という暴力装置を
合法的に所有するのが国家の一つの定義」と発言していた。』                                                        『マックス・ウェーバーは、軍隊と警察は国家が独占する正当な物理的暴力だと「職業としての政治」で述べている。                                                                         確かそうあったと思うのでまた読み直してみるつもりだが。わしはそれを『戦争論』の中で応用した。
 わしが使っても批判されなかった言葉を、仙石が使ったら大批判され、謝罪に追い込まれる。                                                                                                                単に仙石が左翼だからという偏見からだ。わしも仙石は左翼気味だと思うし、嫌いだが、
「言葉狩り」することによって議論を封じるのは、まさに左翼の常套手段だ 日本の保守派も左翼的性質があるということの証明ではないか。
日本の民主主義は常にこういう調子で、公論に結びつかない。』                                                                                                 (これは、暴力装置のステージアップを意図したものだが)

ともあれ、仙石発言が、上記書込みが言う「公論」を呼び起こすなら困ったことだ。                                                                                                  このドタバタ論戦で、新聞紙上に沖縄知事選・TPPなどの事項が小さく扱われることを、国民の側が「仕分け」したいところだ。

柳田法務大臣の発言は論外だ! 失言ではない。 罷免される前に、自ら職を辞すべし。                                                                    田中優子さんが言う大臣云々の前に、働くことの基本が出来ていない これに尽きる。

      

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