たそがれTVドラマ談義: 愛しのエリー
憎しみの相対化、哀しみの普遍化、怒りの浄化、[境界]を超える[民]の自立
【ヘイトスピーチに与する若者よ、2チャンネルで絶叫する君よ】
事情で大阪滞留が続いて、お蔭で年末からNHK朝ドラ『マッサン』を観ている。
物語は、第3コーナーを曲ったのか佳境に入っているのか、売れないウィスキー作りは戦時下を迷走している。やがて皮肉にも海軍指定工場となることで、経済的な難を脱しつつある。
世(第二次世界大戦下)は、鬼畜米英・一億火の玉一色、主人公エリーが街でガキに石をぶつけられたり、養娘が学校でノートに「鬼畜の娘」と落書きされたり、特高がスパイ容疑で家宅捜査に来たり・・・エリーの出身地スコットランド(イギリス)は日本の[敵]なのだ。