通信: 汝は人を生きよ、吾は猫を生く(当家猫)

1980年ころからだから、もう30年以上ネコを飼っている。今、大阪の実家に居るのは確か四代目のネコで二匹の姉妹だ。各代のネコは、それぞれ病死や老衰大往生で逝ったが、猫生を全うした。十九年間生きた長寿のネコもいた。                                                                                                                                                                                                                 妻は子供の頃から犬を飼ってきたそうで、最初「子沢山の我が家、この忙しい中、猫の世話なんかようせんよ。あんたしいや」と反対気味だった。                                                                                             幼いころから家にネコが居て、「世話」などほとんど何も要らないことを知っているぼくは「ええよ」と答え、ネコ好きの友人から子ネコを貰い受け、我が家のネコとの生活が始まった。                                                                                                                                         蓋を開けば、ぼくよりも妻の方がネコ好きとなり、30年後の今では、ネコ世界でもたぶん有名(?)だろう「猫派」の堂々たる主要サポーターだ。                                                              

 

【猫生訓七ヵ条】(大切なことはネコに教えてもらった。)                                                                               あたいの猫生、いつでも晴れ                                                                                                  http://www.youtube.com/watch?v=1U43icOLJD4

 彼ら人間は飼主ではなく、共同生活者・仲間だ。彼の妻・子供を含め、共同生活者間に序列などない。縦にではなく横に繋がっているんだニャン。                                                                                                                    我々のことを身勝手・我が侭などと言う人間も居るが、あんたの思惑通りには動かないだけで、何か迷惑をかけました? そして、あんたらの個人性に介入したことなどあります?!                                                                                                                      出来れば仲良くしたいけど(仲良くしているが)、いつ独りになっても生きて行く覚悟を放棄したことなどニャイ。                                                                                              犬君には悪いが、こち虎、主(あるじ)やお国や教祖や党理論に照らしてその指示を待って生きているのではない。「犬は三日の恩を三年憶えているけど、猫は三年の恩を三日で忘れる」と人間は言うが、そうではない。別れの切情を表して人様の負担にならないよう配慮しているに過ぎない。浅いのぉ、人間! そんなに、恩を忘れていないことの可視的確証が欲しいのか?                                                                                                                                                                                  時と場面によっては、甘えるけど、媚びない。仲間内では、競わない・争わない・誇らない・蔑まないのだニャン。                                                                                          頼りにしてはいるが、委ねはしない。物理的期待と精神的依存は全く違うのだニャン。                                                                 自分にとって大切なことは、最後に自分で決めるのだニャン。決定権は吾に在り。                                                                                                                          追:某市長(元知事)は大嫌いだ!

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