Archive for 4月, 2019
つぶやき 「自由自治元年」
1980年NHK大河ドラマ 『獅子の時代』「自由自治元年」・・・。
「自由自治元年」の旗をなびかせ野山を街を駆ける、在り得べき無数の菅原文太たちのラストシーン。
NHK大河ドラマにも「もうひとつの明治」構想を問うたのがあったんや。と思ったら脚本:山田太一、主演:菅原文太・加藤剛やった。
この150年を1945年を折り目にして、パッタンと折れば、75年前は1870年=明治3年。
その75年は殖産興業・富国強兵・(不)名誉白人のアジア侵略の歴史。
75年後は2020年。その75年は、敗戦からの国体護持・擬制民主主義・親米ファシズム国家への負の道程。…
「日本を取り戻す」と叫ぶ人びとよ、取り戻す、いや打ち立てるべきは「自由自治元年」!
アジール空堀 趙博:声体文藝館『水滴』
11月18日(日)15:30~ 於:谷六「隆祥館書店8F多目的ホール」
定員45席に49名様の満席。
主人公:徳正(とくしょう)の右足から滴り落ちる「水」は何なのか?
怒り・恨み・絶望・悲しみ・悔い・失意・私心・・・・その総てのようだ。沖縄の戦争とその後を生きた当事者が、言葉でも現象でも晴らすこと叶わず滴らせた、云わば「痛み」の分泌液か。
水滴が織りなす奇想天外が、沖縄戦の歴史と沖縄の「今」を、コミカルに、シニカルに、そしてラディカルに、物語る・・・。
「赦してとらせよ、イシミネ・・・」が抱え持つ、沖縄・戦争・ヤマト・戦後・擬制の繁栄・現在・・・への怒りと哀しみと悔恨・・・その重量を感じさせてくれた。
パギ版『水滴』はさらに深化・進化を遂げるだろう。