たそがれ映画談議 『金子文子と朴烈』
2月18日 役者パギ(内田外務大臣役)のト―ク
始まり始まりぃ~
(『金子文子と朴烈』シネマ―ト心斎橋)
金子文子の言葉のひとつひとつに、そしてその圧倒的な存在感(文子役の女優さんの熱演)に身震いした。…
その女優チェ・ヒソが、『空と風と星の詩人 尹東柱の生涯』に確か立教大学同窓生で出ていたあの役者さんだと聞いて、「なるほど役者とはこのように変貌するんだ」と感心。
日本人であること、「男」であること、改竄・隠蔽・忖度・排外が蔓延する世に生きていること、などが押寄せて来て、時代は「あの時」と地続きだと想わずにはおれなかった。
ヘイト・クライム横行(本上映にも近くで、上映阻止のヘイト集会が行われた)の今、文子の精神を自他に刻みたい。