「アジール 空堀」 : 映画上映会 『シャトーブリアンからの手紙』
「アジール 空堀」5月8日(日)、『シャトーブリアンからの手紙』上映会。
(著作権(有)ムヴィオラ様に上映料支払います。海賊上映会ではありません。)参加者32名。
シュレンドルフ監督インタヴュー:
彼らは善意を持った人間だった。完全な悪人はいなかった。しかし、それでもなお虐殺は行なわれた。それが重要です。
メッセージ性の強い物語は、時に、「劇的構成」・「劇的人物」・「強調を超えた誇張」、つまりは「神話」を必要として迷走する。この映画はそこから隔たっていたいという固い意志に貫かれていた。監督の上記の言葉とこの映画の作風と言うか作法には、いささかの齟齬も無い。観終わって時間が経てば経つほど、その想いが強くなるだろうと思う。
パンフにあった言葉を見て、ワシらは隣国を初めとしてアジアの国々との共同作業「アジア近現代史」を定着させる途に着かんとアカンとの想いを強くした。
『ドイツとフランスの和解がなければヨーロッパはない。監督の積年の想いにベルリンの観客は喝采を贈った』
アメリカの大統領候補者(サンダース氏)が「ヘイトクライム」への警鐘と自戒を説いている時代に、ワシらの国は何をしとるのだ!
画像は
上:「アジール空堀」映画科特任助教授:趙博トーク
下:上映会後の食事会。戦前パリの家庭料理をイメージしたメニュウ。
シェフが親戚の元*調教授にも相談して作ったポトフ(?)。もちろん戦時中は肉系などもっと質素だったろうし、シャトーブリアン郡:ショワゼル収容所の食事は想像だに出来ない。