通信録: ゴミ屋敷回避作戦
年末から、6年ぶり(つまり2009年末にこの借家に転居して以来)に自称「書斎」の片付けが始まっている。年末・年始はアレコレ野暮用があり、子や孫に振り回され「年内はとうてい無理やなぁ、1月7日を期限とするか」とし、この月曜(4日)から追い込まれている。
ワシも同居人も、自ら設定した期限を再延長する訳にも行かず、今日はフル稼働。
元「書斎」:現「ゴミ置場(?)」のあまりの「捨てるべき物」の多さに、「まぁ、先は見えて来たな」と自己に甘い呟きを何度も繰り返しては、「ワシが東京滞在が多い間にこんなことにされた」「大阪滞在時は連日悪友と呑み歩いて深夜帰宅、片付けは放ったらかし」と応酬し合うのを辛うじて避けている。
笑ってしまうのは、同居人がハンディ・モップで埃を拭おうとしている棚板の上で皮肉な自己主張をしているのは、数年前発行の『すっきり片づく収納ワザ』なるハウツー本。
本人がそれに気付いてないのがご立派。
部屋の片面には、もう嵩張って困りものの「古い(それでもお宝の)ビデオ作品」、そのガラス戸から気合を入れてくれる南米のあのお方、サダ画伯渾身の「兼好法師:徒然草・第百五十段」、そして反対側では箪笥上の小引出のてっぺんから、6年前の引越にも付き合った猫が呆れ顔でアホダラ夫婦を見下ろしている。当時4歳・現在10歳だ、彼女とて若くはないのだ。
明日終わるだろうか? ん、終わるやろ。ン十年ぶりに映画の額に再会!