つぶやき:恵比寿、えべっさんの来た道
昨夜(1月10日)、身内の者がえびっさん詣での帰りにやって来た。当方、商売繁盛や五穀豊穣に興味はあっても「神頼み」には無縁。が、示された写真に人々の「希い」の根深さを感じて、「恵比寿」の出自を調べてみた(ウィキペディアでという安易解説ではあるが・・・)
【えべっさん】(ウィキペディアより)
えびすは日本の神で、記紀に出てこない神であるため、現在では七福神の一員として日本古来の唯一(その他はインドや中国由来)の福の神である。古くから漁業の神でもあり、後に留守神ともされた。夷、戎、胡、蛭子、蝦夷、恵比須、恵比寿、恵美須などとも表記し、えびっさん、えべっさん、おべっさんなどとも呼称される。
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「えびす」という神は複数あり、イザナギ、イザナミの子である蛭子命(ひるこのみこと)か、もしくは大国主命(大黒さん)の子である事代主神(ことしろぬしかみ)とされることが多い。少数であるが、えびすを少彦名神や彦火火出見尊とすることもある。また、外来の神とされることもあり、「えびす」を「戎」や「夷」と書くことは、中央政府が地方の民や東国の者を「えみし」や「えびす」と呼んで、「戎」や「夷」と書いたのと同様で、異邦の者を意味する。このように多種多様の側面があるため、えびすを祀る神社でも祭神が異なることがある。
本来の神格は人々の前にときたま現れる外来物に対する信仰であり、海の向こうからやってくる海神である。 下記の漁業神、寄り神(漂着神)の他に純然たる水の神としての信仰も存在する。
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海の彼方からの知恵・技術・異郷の文化への畏敬や憧憬を表しているのでは? この列島は、本来外からの「先進」に対して謙虚であったに違いない。