つぶやき: 空気読み 涙見せたり 威嚇をしたり (某市長)
去る7月5日某市長は、記者から大津市立中学生の自殺に関して、感想を問われ、 「イジメが自殺の原因だとする明確な証拠は無い」などとは決して言わず、 『あの事件は本当に痛ましい。子どものことを考えたら悔しいだろうし』 『ああいう問題は難しいところもあるが、もうちょっと早く気付いてあげられなかったのかと思う』と答え、声を詰まらせ 落涙してみせた。(各紙報道)
直接的証拠や、加害者の関与の具体性を列挙したり保存したりは出来なかった事柄に、被害者の立場に立って構想する「知性」や、歴史性に照らした「理性」を発揮したのではなく、涙は「空気」を読むに敏なタレントとしての彼のパフォーマンスだったとすぐに分かる。
昨日、従軍慰安婦問題には次のように発言した。
橋下氏、慰安婦強制連行「証拠あるなら出して」
【読売新聞 8月21日(火)19時55分配信】 大阪市の橋下徹市長は21日、いわゆる従軍慰安婦問題について、「慰安婦という人たちが軍に暴行、脅迫を受けて連れてこられたという証拠はない。もしそういうものがあったというなら、韓国の皆さんにも出してもらいたい」と述べ、旧日本軍や官憲による「強制連行」はなかったとの認識を示した。
大阪市役所で記者団の質問に答えた。 橋下氏の発言は、「資料の中に、強制連行を直接示す記述は見当たらない」とする政府の見解を踏まえたものだ。ただ、慰安婦問題への対応を求める韓国政府に対し、論争を提起する姿勢を示したことは、韓国側の反発を招く可能性もある。 橋下氏は、李明博韓国大統領の竹島訪問の強行について、「従軍慰安婦という課題が根っこにある。領土問題の前提として、従軍慰安婦について強制の事実があったかどうかを、韓国ときちんと議論すべきだ」と強調した。
橋下君、極東軍事裁判を始めとして、証拠や証言は数多くありますよ。 軍側の書類を証拠とし、「無い」「無い」と叫んでいるのか。 そりゃ無いわな。 例えば大前研一のような、左翼ではない人からもこんな発言がある。 http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/a/78/index2.html
「子どもの家」を廃止する一方で「近現代史の学習施設」の開設計画(「展示内容の助言を扶桑社や育鵬社の教科書編集に携わった人にも求めたい」)、集団的自衛権の行使、九条改憲・・・・橋下氏の本音がますます明らかになっている。