Archive for 7月, 2012

単純な敵・味方二元論、ゲーム世代的文化観  それはそれで勝手だが

真っ当な人々に刃を向ける以上、捨て置けない。                                 橋下市長の実像。 ズバリ それは幼児の残虐性だ!                                                                                                             

産経新聞によれば、26日再度文楽を視察した橋下氏の言い分は以下の通り。                                                                               『財団法人・文楽協会への補助金凍結を示唆している大阪市の橋下徹市長は27日、国立文楽劇場(大阪市中央区)で前夜鑑賞した文楽について「人形劇なのに(人形使いの)人間の顔が見えると、中に入っていけない」と批評。「クライマックスのときに、顔がポコッとみえるのは、どうも腑に落ちない」と率直な感想を述べた。                                                                                                                  橋下市長は26日の文楽鑑賞後、「大阪発祥の古典芸能が守るべきものであることはよく分かった」と理解を示す一方、「演出など、見せ方をもっと工夫すべき」と注文をつけていた。        -7月27日13時50分配信-

(何故、君の貧弱で稚拙な感性の腑に落ちなければならないのか!恥を知れ!)
(歌舞伎の、大見得とか六方とか誇張された所作の様式美なんかも「あり得な~い」と却下するのか。歌舞伎はメジャーで芸能ニュースネタも含めてマスコミにも再三登場するから、「行列のできる***」と同じく、ボクちゃんは認めるのかい?)                                                                                                                           

例えば、近未来SF映画とアメフトの大ファンでもあり天下の正義漢を自認する、カウボウイ・スタイルのアメリカ大統領が、円形野外劇場のギリシャ悲劇を鑑賞して「難解なセリフの応酬より、舞台にもっと大道具など『見える化』を工夫しないと・・・。あの服装で直立して語るのには入っていけない」と言い、日本の大相撲に「体重制」がないのは「アンフェア」で「腑に落ちない」と論評したら、どうか? 体重制なきある種の「非合理」を含めて「大相撲」とする体系なんですから米大統領といえども「放っといてくれ!」です。

例えば、アメリカの成金石油王が、イタリアのヴィスコンティの映画『山猫』を観て、「何やら重厚な装飾は立派だか、ラストにググッとくるものがなかった。台本が古い、現代に合う様に工夫してもいいのではないか?」と言えば、ヨーロッパの映画ファンは怒りを越えて、成金の無教養とガサツさに言葉を失うだろう。シチリヤの市街地、石畳の舗道に跪(ひざまづ)き、滅び行く者の悲哀と覚悟を胸に矜持と受容を抱え、静かに祈るサリーナ公爵(バート・ランカスター)(この人、これと『エルマー・ガントリー』『家族の肖像』があるから歴史に名を残した役者なのだ)。                                                                                                          イタリア統一運動、赤シャツ隊、時代の節目、旧体制の終焉、理想どもの裏切り、新興勢力の現実主義・・・多くの終わりと始まりを目撃しながら生を閉じて行く公爵。うらぶれた小径へ曲がってゆく公爵の後ろ姿・・・。                                                                                                                   あのラストシーン・・・、ぼくは好きですが。                                                                            

 これらの、ゲーム熱中世代の中学生のような軽薄で幼い文化観と、下記に示す間違っていて単純な正義感と言うか幼児性丸出しの独善・攻撃性は、同じ根っこのものだと思いませんか?

 大阪市環境局の現業職員の労働組合がごみ収集事業の民営化方針に反対するチラシを戸別配布していた  問題で、橋下徹市長は11日の市議会本会議で、「組織の方針について反対を促すような行動は、組織の信頼を失墜させる行為として厳しく処分したい」と述べ、                                                                                                                          関与した職員の懲戒処分を検討する意向を示した。 ( 何を言うとるんじゃ!! だから独裁者と言われるのよ)                                                                                                              あんた、弁護士やろ! それ、何に基づいて言うとるの? 何人も「組織の方針について反対」を表明する自由と権利を有してるの!

公立学校の先生が、子どもの家事業廃止を批判したことが我慢できないらしく、執拗な攻撃を繰り返しています。「現場を知らない」のはどちらでしょう?twitterする暇があるなら、高校生が話していたように現場に来て、見て、感じることから始めるべきです。
そして彼は言い放っています。「公立高校教員が教員の身分で決定された市政改革に口を挟むのは断じて許されない」と。                                                                                                                  (納得できない市の施策に已むに止まれず意見を吐く教師は許されない。と言うような行政トップは「許されない」)

 

 

子育ての 「私」性と「公」性-後編

若い母親よ、苦境を越えてくれ

当事務所まで来てくれたのは、区の***部**係のA氏、提携の外部団体****のB氏。                                                                                           なるほど、子ども・子育て・家庭と冠が付くここでも民間委託・外注なのか? 区職員が云わば管理職・デスクワーク、外部団体が現場というか直接案件に接する配置か? ならば、いわゆる丸投げ・下請けではないのか?                                                                                                                             人減らし・効率化(という名の営利企業的運営)ではなく、逆に官的対応・官的感性では至らなかった面を補うべく、官民の複合による活性化へと向かう試みなら言うことは無いのだが・・・。                                                                                                                                                                                                                                                               我が事務所で一時間、目撃した状況を説明し、区や学校が出来ることの可能性について話した。これまで、当案件の通報はなかったと言う。                                                                                                                   数日内に問題の時間帯に四辻に来てみます。学校を特定し、個人を特定し、まず母親本人・学校と話してみます。おうおう、中々スピード感あるやないか。

ぼくの顔つきが強面(?)だし「疎か(おろそか)」に扱っては後が大変そうだからか、男性高齢者からこの種の通報は珍しいからか、                                                                                                                                官・民の二人は真剣に聞いてくれた。                                                                                                                         母子のプライバシーもあり、詳細のご報告は「概略」しか出来ないと思いますが、ご了承下さい。ああ、結構ですよ。あの子への暴力が無くなり、事態が母子が前進する方向へ動くのなら、固有名詞・プライバシー絡む詳細、そんなことはどうでもいいんです。

学校・本人・夫と話し合えた、と電話で報告があった(夫はいたのだ)。夫は毎日早朝出かけるので事実を知らなかった。夜は大きなトラブルも無く、隣近所とも上手く行っている、と言う。                                                                                                            それが、事実なら朝の通勤前の慌しい時間帯だけに起きているパニックなのか? なら勤務先に、子の登校時グズルことのみ話して出社時間を・・・と言おうとすると、「勤務先と話すように勧めました。」                                                                                                      日を次いで報告を得たいが、気になりながら一現場終了を得て通例通り10日間ほど帰阪した。

6月中旬、「集団登校にはまだ加わらないようです」「2:1の割合で、父親も送るようになりました。父親も勤務工夫を勤め先にお願いしたそうです」と連絡がった。下旬、また帰阪した。

7月中旬、A氏B氏の再訪を受けた。「母親の勤務を30分後ろにずらしてもらえました」と報告があり話し込んだ。通学時だけなのか、日常がどうなのかを密かに調べた苦労など、この「公」務員、中々やるじゃないか、と思わせる話がいっぱい。夫の経済的・仕事内容の苦境・学校との話し合い、夫婦ともの勤務先の件、・・・・・・容易ではないだろう。働くための条件は、子育てに直接大きく絡んでいるのだ。                                                                                                                                                                                                                                   女子プロレスラーのように大柄なあの母親は「誰かが通報してくれないか」と思っていたそうだ。きっと、止めに入った関西弁の中年男性だと思いますが、もう大丈夫ですとよろしくお伝え下さい、と・・・。夫婦で号泣なさったそうです。

一度離婚して同じ組合せの再婚だそうだ。「昨秋からの復縁で失敗してはならじと肩を怒らせて生きていたかも・・・・・・。夫とも話し合えました。」と言っているそうだ。A氏が言う、「息子が、学校生活に馴染めず毎朝登校を渋る事実は、夫に知られたくなかったんですな」                                                                                                                                                                                                                                離婚・再婚に付着している、本人だけが知る「負目」「事情」「愛憎」は知るよしもない。たぶんそこに、人には語れない・人には解からない、夫婦の歴史があるのだろう。だが、子はそんなことからは解き放たれて生きる権利がある。そして、偉そうなことは言えないが、夫婦ちゅうものは、そうした「負目・遠慮・背伸び芝居」を続けていては、再崩壊やで、と思った。                                                                                                      もし、報告の通りなら、いい方向に向かっているのだろう。この母子のようには行くことは稀なんですか? まぁ、いろいろですね、今回ご亭主がマトモな人で助かりました、だそうだ。いつもこうは行かないだろうし、このケースも先がどうなるか不安だ。                                                                                                                                              もし、母親が言っている通り「誰か通報してくれ」「多くの他人に諭されて立ち直りたい」が事実なら、この母親はギリギリ踏みとどまる理性いや母性を持っていたのだ。                                                                                                                                                     頼むよ、しっかり自分と息子を生かすんやで! 関西弁爺のお希いです。

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ともあれ、A氏B氏の動きが無い(または遅い)なら、こうはならなかった。

「公」の仕事ぶりに謝意を抱いたのは、昔、労働争議(組合否認の偽装破産VS職場バリケード占拠)のさ中、当方には5歳児・3歳児・1歳児と子が三人おり働けなかった妻が、無収入回避の為に勤めるに当たり、中途入所(しかも仕事が見つかる前から)という弾力的運用で保育所入所を措置した某市の福祉事務所長の英断・・・、あれ以来だなぁ~~ 

「私」の決意や努力が、「公」の誠意と理ある運用に遭遇する時、「公」「私」の本来あるべき形が見えるのかも。                                                                                                        いや、奇妙な効率主義や「指図務」さえ無ければ、市民と本来の公務員は、そのように響き合って在ることを求め互いに呼び込むのではないか・・・。そう思いたい。

どないなってまんねん あれとこれ

おい、どないやねん?

                                                                                                                                                                                                 「エネルギー政策意見聴取会」に電力会社社員。「原発事故で人は死んでいない」??? 。                                                                                                                                                                            福井志賀、大飯の直下に活断層。                                                                                                                                                                                                                                                                            六ヶ所核廃棄施設直下に活断層。                                                                                                                                                              

オスプレイ、安全確認されるまで運行しない(カーター米国防副司令官)?                                                                                                                                                           釜山を出航してよう言うなぁ! 「***まで陸揚げしない」やろが! ちょいガス抜きして、近い将来、安全確認する、と言うてまんねんな!                                                                                                                                                                        10年4月、アフガンでのオスプレイ事故、米空軍事故調(ハーベル元空軍准将)へ空軍から圧力。                                                                                                                                                          野田首相 『米国が決めればどうしようもない』と発言。米フリーパス論だ。                                                                                                                       参考TV番組:  http://www.youtube.com/watch?v=a40kSHHRD1c&feature=youtu.be                                                                                                                                               

プロ野球選手会、WBC不参加表明アッパレ!                                                                                                                                                米大リーグ及び選手会が上がりをボッタクリ。しかも、負担の多い出場に狩り出されるのは日本・中南米選手。アメリカはベースボール縁日の出店地割胴元か? これTPPと構造そっくりですな。                                                                                                                                                                                                                    

橋下スキャンダル、出来れば政策論争か弁護士稼業にまつわる弱者虐め事実での逆風を期待したが、この際女性スキャンダル・擬似恋愛沙汰・下ネタでもOKとするか・・・。しかし、ミッテラン元フランス大統領の隠し子騒動に悪乗り攻撃しなかったフランス国民の例もあり難しいところで。 あるアンケートでは女性支持が20%減だそうで・・・。

つぶやき: 子育ての 「私」性と「公」性

虐待に遭遇して。  街・子育て・生活・仕事・・・八方窮した母、 学校に馴染めぬ二年生。  

若い母親(多分30代半ば)による児童(小学校低学年)虐待というか、連続して行なわれる幼児への暴力を目撃することになった。

事務所横にある駐車場の前の四辻交差点を、通学児童が8時15分前に毎朝集団で横切るのは知っていた。                                                     5月下旬、たまたま進行中の仕事現場のビル側都合で、昼前に変則現場入りで、駅に向かう時間帯と通学時間が重なることになった。背中に集団登校の話し声などを聞きながら、駅へ向かうこととなった。                                                                                                                                   現場へはもう少し遅く出ても間に合うことが分かり、翌日はゆっくり出かけた。集団登校から遅れること10分、泣き叫ぶ男の子の声を聞いた。泣き方が尋常ではなく、女性の怒声が響き渡っている。気にはなるのだが、後ろ髪引かれる想いで背に声だけを聞かされ駅に向かい、その母子の姿を視ることは出来なかった。

さらにその翌日、又しても同じ泣き声と怒声、ドンやパチンというような殴打らしき音や鞄か何か持ち物が散乱する音などが聞こえた。その日は現場に遅刻を覚悟で、駅への歩を止め、声と音のする交差点方向へ戻り始めた。やや歩くと20Mほど先に母親と男の子を見つけた。母親が逆上している。殴る蹴るに及んでいる。「早く行けぇ~」「グズグズしてるからみんなに遅れるんだよぉ」。男の子は民家の外壁に当たり、肘から少し血を流している。顔が腫れているように見えた。母親の横には妹だろうか男の子より幼い女児が立ち尽くして居る。また、男の子の頬に母親のビンタが飛んだ。男の子はもう泣き叫ぶしか出来ない。妹はどう対応すればいいのか分からないまま、「お兄ちゃん可哀そう・・・」という言葉を噛み殺して口を横一文字に閉じて、堪えている表情。                                                                                       ワシが制止しよう、声をかけよう、いや難しいな~かえって逆効果か?他人が子の側に立つことで子への怒りが倍化しまいか?と躊躇しながら母子に向かおうとすると、近くを通りかかった年配の通勤女性が何か語りながら母子の間に入って行く。                                                                                                                                                                      「お前が同情を引こうとオーバーな動きすっから、云々・・・」案の定、他人の制止が子へのさらなる怒りを呼んでいる。通勤女性は見るに見かねて意を決しての行動だから下がらない。                                                                                                                               「お母さん、昨日も一昨日もじゃないですか、そんなに一方的に・・・」と言ったきり涙ぐんでいる。                                                                                                                                                 遅れて加わったワシは「オカアはん、ちょっと待ちなさい!ともかくそこまで殴ることないやろ。一体何やねん?何でやねん?どないしたいねん?」                                                                                                       「家事も、仕事も、妹の保育所も、何もかもこいつにムチャクチャにされてんだから。あんた、口出すんならこの子の学校嫌いと付き合ってみなよ。何もできなくなるからさ!」

母親の興奮状態は変わらなかったが、四辻近くの数軒の母親やお婆さんが出て来て母親を囲んだ。顔見知りらしき人が、男の子の肩に手をやり学校方向へ歩き始めた。母親は妹と別方向へ歩き始めた。                                                                                                            ご近所さんから大体の話を聞いた。                                                                                                                               母子は、昨秋転居して来た。兄は二年生、妹は保育所の上から二番目の組。兄は新しい学校(この区の小中一貫公立校だ)にまだ慣れず毎朝グズグズして集団登校に間に合わず、毎日のようにこの四辻でグズって大事になるらしい。小学校へはこの四辻別れ道で右折れし、保育所へは直進。兄の言い分は、あと70Mほどの保育所まで母親といっしょに妹を送りたい、それからちゃんと小学校へ向かうよ。だから、この四辻で独りにしないでくれ!                                                                                                    母親は、保育所へ向かい、またこの四辻まで引き返して・・・ということなど、兄ちゃんにも自分の仕事にも、時間的に精神的に出来っこない。さっさとここで学校へ向かえよ!となる。                                                                                                                                     学校に行きたくない兄ちゃんを、ならばしばらくこのように対処して・・・などとする代案など思い浮かばない。代案があったとして、母親にはそれへの準備、その運営の手間暇、その余裕が無い。今日も、仕事の時間が迫っていて落ち着かない。あゝ、負の連鎖だ。

大都会で、しかも転居して来て半年、まだリズムを確立できないこの母子は、他の母子がそうであるように、自分たちの力でこの難局を乗り切るしかないのか。「公」が何か手伝えるだろうか。小中一貫制、私学に勝つ? 教師偏差値の底上げ? 児童の学力アップ?                                                                                   おい、品川区、品川区よ「オレの話を聴け!」

あえて言うが、                                                                                                                    孤独で、行政が持つ「手伝う」方法と力に不案内で、己の力量と課題の不釣合いに圧し潰れそうな窮状が「兄ちゃんへの暴力」となってしまうこの母子に、                                                                                                    母親が手伝ってくれと言うまで手伝わないのではなく、何か手伝いましょうか?何を手伝えば助かりますか?と、                                                                                              行政の側から声をかけなアカンのとちゃうんか!

 あれこれ想像した。                                                                                                           母子家庭か? 兄妹の父親は同じなんか?                                                                                                              父親はいるのか? いるならどうしてるんや? 妹はその父親の子で、兄は前夫の子か?                                                                                                                                                       複雑な事情が絡んでいるなら、オカアはん、この子死んでしまうで。あんた、この子を殺してしまうで。ワシは大阪から単身赴任で来てるねん。孫もおる歳や。よそ者やから、近所にアレコレ言う付き合いもない。現場の都合で、この出来事に遭う機会もたぶんこの先はあまりない。そやから、安心してブチ撒けなさい。聞きまっせ。

仕事・育児・家事あんたも大変やろけど、この子も大変なんや。学校に馴染めず、多分クラス・メイトや担任にもなつけず、オカアはんあんたよりシンドイかも分からんぜ。学校・クラス・友達との回路を開けない・築けないこの子の拠り所、最後まで味方に立ってくれるのは、オカアはん、あんたやろ。子にとって母親は最後のセイフティネットやぞ!  独りで無理なら、勤務先・区・都・国・ご近所、誰の力を借りてもええんやで。

 その日、8時まで予定の現場の管理・あと仕舞いを大工の棟梁にお願いして2時半に早退した。                                                                                                     昼までにこの区の「子育て支援児童家庭相談」「子ども未来事業」「家庭あんしん」などの部署名称を掴み、緊急電話した。臨場感の下で話したいと、四辻まで来て欲しいと要望し、4時に我が事務所兼社宅へ来てもらった。

あれから約二ヶ月。                                                                                                                     ようやく、当ブログに書く気になる展開とはなった。「公」務員の誠実と矜持に出会えた。若い母親の宣言も聞かせてもらった。                                                                                          詳細は次回。

さよなら原発10万人集会 代々木公園

【朝日新聞デシタル:7月16日19時44分配信】

「脱原発」を訴える大規模な市民集会「さようなら原発10万人集会」が16日午後、東京・代々木公園で開かれた。ノーベル賞作家の大江健三郎さん(77)らが呼びかけた署名運動「さようなら原発1000万人アクション」の一環。約17万人(主催者発表)が全国から集まり、原発の再稼働に踏み切った野田政権に方針撤回を迫った。

 「たかが電気のためになんで命を危険にさらさないといけないのでしょうか。子どもを守りましょう。日本の国土を守りましょう」。集会は午後1時、呼びかけ人の一人、音楽家の坂本龍一さん(60)のあいさつで始まった。                                                         続いて壇上に立った大江さんは、6月15日に約750万人分の署名の大半を野田佳彦首相あてに提出した翌日に野田政権が関西電力大飯原発の再稼働を決めた経緯に触れ、「私らは侮辱の中に生きている。政府のもくろみを打ち倒さなければならないし、それは確実に打ち倒しうる。原発の恐怖と侮辱の外に出て自由に生きることを皆さんを前にして心から信じる。しっかりやり続けましょう」と訴えた。                                                                                              落合恵子さん、鎌田慧さん、澤地久枝さん、瀬戸内寂聴さんらの顔が見える

ぼやきでは終われないぜ: 元知事の正体

強引な庁舎移転計画失敗の大損失を隠すために、次々繰り出す「攻撃的言辞」

TVニュースに登場している橋下大阪市長(知事時代からの)の、敵を作り出しその欠点や不備だけを一方的に責め立てる手法にウンザリしながらも、またしても画面に向かって反論していた。例によって「生活保護不正受給」の話だ。長妻昭、民主党副幹事長(元厚労相)が相手だった。                                                                           彼は言う。貴方のような国の機関に座っている役人は、不正受給を摘発するに必要な「摘発した不正額を上回る」費用と戦力を割かれる職員の貴重な時間など、我々現場の苦労を解かっていない。摘発した金額は自治体に回収義務がありそれを前提に国からの次の支給額から差っ引かれる。自治体が一方的に負担を背負うことになり、じゃあ摘発なんか止めておこうとなる。そうでしょう? このように何かにつけ政府は形式主義、馴れ合い、無駄ばかりなんです、と。言動と実際の行政運営には職員不信を公言しながら、ここでは「我々現場云々・・・」と場所移動だ。弁舌の巧みさと言うか一種の技術だ。                                                                                                                                                                                          この摘発を巡る指摘は正しいというか「その通り」だが、長妻氏がその構造に無知である訳はなく、こういう論難スタイルはTVの短いやりとりでは、「ちょっと待ちなさい。私に限らず、福祉行政を担ってきた者はそうした構造は百も承知しており、その改善にはまず、云々・・・」と以下説明をする間もなく司会者は橋下の威勢の良い言い放しで、マイク順番を断ち切る。大体そういうパターンだ。攻撃する側はワンイシューで責め続け、反論側は問題の整理説明に時間を要する限り「弁明」に聞こえてしまうから苦しい。

ふと「この手法、この論法はどこかで見たぞ」と思った途端、何やら胸と背中にキリキリと鈍い痛みが走った。そうだ、身に覚えがあるのだ。聞き覚えがあるのだ、責め続けるだけの論法を。60年代末前後に確かに見た。自らもそこに居たのだ。                                                                                                                                                                             逆に問われ質され責められる局面には、全く弱く、弱さを知っているからひたすら責め続けられる課題を、次から次へと繰り出せる攻撃課題を機関銃のように連射していた。                                                                                                         攻守逆転が予知される場面では素早く、「論点を反らすんじゃない」「今は、その課題を論じているじゃない。誤魔化すな」と予防線を張り・・・、という具合。全共闘がそれだった。                                                                                               (もちろん、根本思想も少数者・弱者への想いも、人権感覚も、全く逆だったとは思うが、その「手法」は似ていたと認めたい。本来、思想と手法は当然深く関連している。ならば、根本思想などと他言するその思想そのものが、極めて表層的であったと認めざるを得まい)                                                                                      彼の土俵で、ディベート式の「口論」場で守りの相撲しては勝ち目は無い。こちらから攻めるべし。  

                                                                                                             橋本徹。97年弁護士スタートは、左派というか人権派樺島弁護士事務所だった。ボス弁とは仲が悪かったと述懐している。98年、自身の事務所を開設。消費者金融大手の「アイフル」の子会社、商工ローン企業「シティズ」の顧問弁護士となる。「シティズ」は、「利息制限法による引き直し計算とそれを前提にした特定調停・個人民事再生に応じない」、弁護士・司法書士・被害者の会からは極めて問題のある企業として知られていた。この時代を含め法廷で8年間負け知らずと豪語している。が、何に負けなかったのか? 弱者に負けなかったと嘯いているのだ。吐き気がする。                                                                                                                                              高金利であろうが「借りたもの返さなければならない」という「真理」の片面だけに立った弁護活動の思想は、そのまま今日の府政・市政に反映している。(もうひとつの「真理」とは、利息制限法の範囲であっても度を過ぎた高利は自然法に反するということ)。例えば、橋下府政and市政の実際は下記のごとし。                                                                              

【教育】【文化】【公務員】【労働現場】                                                                                                                                            1年期限の講師を急増、私学経常費助成を大幅削減、学校警備員補助を廃止、府立高校教務事務補助員等を雇い止め、青少年会館を廃止、跡地を長谷工に売却、センチュリー交響楽団補助金を廃止、国際児童文学館(吹田市)を閉館、国際児童文学館(吹田市)を閉館、青少年野外活動センターと府民牧場を廃止、クレオ大阪(大阪市立男女共同参画センター)5館廃止案、放課後児童健全育成事業(学童保育)の見直し(廃止検討)(西成の「こどもの里」HP=http://blogs.dion.ne.jp/kodomonosato/archives/10725887.html )、職員給与7%カット、組合事務所貸与の中止、その弾圧の民間への波及 などなど                                                                                                         【福祉】                                                                                                   高齢者住宅改造助成と見守り訪問を廃止、障害者・福祉団体への補助金を廃止、救命救急センターの補助金削減、公害患者死亡見舞金を廃止、ピースおおさか補助金を削減、軽費老人ホーム(ケアハウス含む)運営助成費を改悪、などなど

私学助成削減の再考を求めて来庁した高校生に、「変えたいなら、勉強して君が知事になって変えればいい」と言い放ったのは有名。                                                                                             一方で、弱者のささやかな希いを不充分でもやっと事業へと繋いでいる予算をカットしながら、一方で、特別顧問・参与なる民間人を大量に任用しており(顧問:前市長時代3名→16名、参与34名、計50名)(誰かがNKB48と名付けた)、報酬も増額している。職員も議員も不要だと言っているに等しい。議会や「もの申す職員」は不要で、首長様の言うこと忠実に実行する職員と、首長様の意向を具体政策に「翻訳」してくれる「ある方向性」を共有できる識者・学者・弁護士・会計士が居れば充分。彼にとって、新知事を含め「匿名」のロボットでいいのだ。                                                                 言わせてもらうが、「こどもの里」はじめ、削減・廃止の各施策・事業の費用は、府庁舎移転の失政による損失に比べてどうなのよ?!                                                                                                          あんたが二度の反対決議を押して強行した 府庁移転計画・WTC購入(85億円)・WTCの改修工事(30億円)、3・11に地震で震度3だったが揺れが10分間継続ビル内360ヶ所破損 、専門家から府庁舎として使えないし防災拠点などとても無理との指摘を受けた。東南海地震では「倒壊の可能性も検討すべき」とも言われている。また想定される津波ではWTC地域は水没すして電気系統パアです。                                                       あんたが言う、「二庁舎並存(上町現在地とWTC地域)」で被る損害は、今後30年で1200億円だという。                                       橋下君、そのマイナスを取り戻すために、あれもこれも縮小・削減・廃止してるのですか?http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/47728cd2ca711e56d63330d4a35e6783                                     府政の財政の実際についても、                                                                                                                     『橋下府政の3年9ヵ月で府財政は劇的に好転したと信じる人も多い。しかし今、府の財政指標を眺めてみても、「再建した」と言えるような改善は見えてこない。それどころか、借金は増え続ける一方だ。なぜ、これほどイメージと実態がかけ離れているのか。「橋下改革」とはいったい何だったのか。ほんとうのところを検証するべきだろう。仮に黒字になったとしても、それで府財政が健全だという話にはならない。ここには府債残高とその返済能力、資産などはまったく考慮されていないのだ。それを知ってか知らずか、「11年ぶりの黒字」「改革の成果」と橋下の手腕を讃えるような報道が「改革者」のイメージを作ってきたといえる。』                                                                                                               と詳しくその実態を示すレポートがある( http://gendai.ismedia.jp/articles/-/26964 )。 マスコミが自ら作ったイメージの間違いを認めたくないばっかりに、イメージの拡大再生産を計っているのだ。

橋下政治を要約すれば、

もっと儲かるはずの強者の利益が、弱者への配慮によって損われる「理不尽」を阻止し、
市場原理主義に基づき、社会福祉施策を縮小・廃止し、教育に政治介入し、
公務員に対する強権政治で公共の仕事を縮小させる(つまりは「公」の任務の放棄)                                                         
差別・選別・排除の政治である。「公」を解体する使命を帯びた政治である。                                                                          次に来るのは、橋下維新派の支持階層・支持者自身が排除され直接被害を被る政治体制なのだ。                                                そこを解かり易く人々に届ける努力を怠ってはならない。                                                                 取り返しが付かなくなる前に・・・。

        

                  

                                                                                      

たそがれ映画談義: 女優 L・Aの隠居、ヴィスコンティ不在のイタリア映画

ヴィスコンティ&女優 L・A

ルキノ・ヴィスコンティの作品を最初に観たのは64年高校二年だ。作品は『山猫』だった。                                                                                                           65年:高三になって、確か60年に公開されたというある古い映画を、行ったことの無い名画館で映っているのを見つけ、「ヴィスコンティの前作を観るべし」と理由を付けて出かけた。神戸新開地の「大洋劇場」(記憶不確か)という名の上映館を捜し訪ねた。                                                                                                                       アラン・ドロン、アニー・ジラルド、レナート・サルヴァトーリ、クラウディア・カルディナーレなどが出ていた。『若者のすべて』だ。                                                                                                          その後ヴィスコンティ作品は 『地獄に堕ちた勇者ども』(69年)、『ベニスに死す』(71年)、 『ルードヴィヒ』(72年)、『家族の肖像』(74年)、『イノセント』(75年、日本公開79年)、と観て来た。ヨーロッパの文化や伝統の死に立ち会う者の悲哀と、ヨーロッパへのいささかの(実は根本的で深い)矜持が、アメリカ的・即物的・効率優先のイズムに圧し潰されて行く景色を受容れざるを得ないことへの切情濃厚な70年代の作品には、間違いなく「死」ということへの彼の意識が重なって見えていた。ヴィスコンティは「死」を意識している。凡感なぼくにもそこはビンビン伝わって来た。                                                                                                 遺作となった『イノセント』では、撮影の後半期になってヴィスコンティの病状進行したが、押して現場入りし最後まで車椅子上で演出した。が、封切を見ることなく他界した。76年3月没、満69歳。ヴィスコンティについては、ヨーロッパをそれなりに知っていないことには語れないが、ぼくなりの切り口でいつか語ってみたい。                                                                                                                                                                  彼の死後、「ヨーロッパの擬敗北」と「伝統への矜持」を言内外に語る「堂々たる」ヨーロッパ映画に出会えていないように思う。 

出自はミラノの伯爵家、生涯イタリア共産党員、バイセクシャルであることをオープンにしていた。そのヴィスコンティならではの純粋美的芸術的視点(?)から、彼に「ヴィーナスの体をしている」と言わしめ主人公の妻役に採用させしめた女優を、観ようという俗情に大いに駆られて、労働争議でバリケード占拠していた社屋を抜け出し、遺作『イノセント』を観に行ったのだったと思う。その女優の名を知った。ラウラ・アントネッリと言う。                                                                                                                                                    後年『イノセント』を再度観て、その女優を別の機会に観たことを思い出した。TVで放映されたイタリアン・エロチック・コメディなるジャンル(艶笑劇?)の映画『青い体験』(73年)の女優ではないか。吹き替えの声優が、ヘップバーンや『銀河鉄道999』のメーテルの池田昌子さんだったので、よく記憶していた。                                                                                                                                                                                                                                最近、その女優の経歴やその後を知った。                                                                                                       1941年イタリア領だったクロアチア生まれ、65年映画デヴュー、映画『コニャックの男』で競演したジャン・ポール・ベルモンドと71年ごろから10年近く愛人関係。75年のヴィスコンティ遺作『イノセント』以外にも、エットーラ・スコラ、マウロ・ボロニーニなど大物監督に使われた。『青い体験』と『パッション・ダモーレ』(81年)では、イタリアで権威あると言われる映画記者協会が選出するナストロ・ダルジェント賞主演女優賞も受賞している。

1991年、50歳で出演した『Malizia2000』(『青い体験』の原題が「Malizia」)で、プロデューサーと監督から「しわを隠せ」とコラーゲン注入を勧められ手術を受けて失敗。最後の映画となった。同年、自宅でコカインが押収され禁固刑判決(抗告の後、判決取消)。現在71歳だなぁ~。                                                                             イタリア映画。戦後すぐのデシーカ、フェリーニ、ロッセリーニから、ヴィスコンティ、アントニオーニなどへ続く映画作家たち、『靴みがき』『自転車泥棒』『にがい米』『道』『鉄道員』『刑事』『甘い生活』『ふたりの女』『鞄を持った女』『太陽はひとりぼっち』『ブーベの恋人』『誘惑されて棄てられて』『アポロンの地獄』『ひまわり』『山猫』『地獄に堕ちた勇者ども』『ベニスに死す』『家族の肖像』『イノセント』などの作品群、シルヴァーナ・マンガーノ、シルヴァ・コシナ、ソフィア・ローレン、ジーナ・ロロブリジーダ、ジュリエッタ・マッシーナ、クラウディア・カルディナーレ、ステファニ・サンドレッリ、ラウラ・アントネッリなどの女優さん。ハリウッドがちょっかいを出す、欧州の側も半ば喜んで尾っぽを振る、本来の個性・美点・美学が損なわれる・・・。けれど、女優は、気付き最後に故郷に戻って来る。戦後の、ハリウッドとヨーロッパ映画界との関係の経済版が今日のグローバリズムだと言えなくはない。

映画は、テーマ・パークなんかで再体験することでも、こけおどしのセット見学でもジェットコースター感覚の投機ごっこでもないのだ。                                                                                                     USJになんか、絶対に行くものか!                                                                                                 ハリウッドに席捲され、慌て恐怖し・・・、60年代末70年代の日本映画でのヤクザ映画、ロマン・ポルノのごとく、イタリアではマカロニ・ウエスタン、イタリアン・ホラー、イタリアン・エロチック・コメディという流れとなって行く。                                                                                                   自身もハリウッドに「進出」し、個性をやや歪められた時期(つまりハリウッドばりの「肉食系」体形作りとファッションやヘアスタイル)も持つラウラ・アントネッリの、盛衰変遷・寂しい終わり方にも、ヨーロッパの悲哀が見えてしまう。                                                                                                                              『イノセント』と少しの作品以外は、イタリアン・エロチック・コメディに終始した女優人生だったが、ヴィスコンティの言う「ヴィーナスの体」(母性へと連なる、それこそヴィーナス系のたおやかさ)と醸し出す雰囲気や陰ある表情が、アンチ・ハリウッドやイタリア内亜流(クロアチア)を主張していた。ご苦労様でした。                                                                                                                                                                                     ヴィーナスの体を無修正でご覧になりたいむきへの情報:                                                                                             http://filmscoop.wordpress.com/2009/08/13/laura-antonelli/  http://bigi.umu.cc/antonelli-p.html   

ぼやき: 民主党政権を嘆いても・・・

【民主党政権七大罪】国民各階層を貫く対抗戦線=社会的左派の形成を一から創る営みに、出来る範囲と方法で尽力すること、そうすることが、                                                                        曲りなりにも在ったその一つの存在の、自業の解体過程に無力だったぼくたち敗残者に、「残」された仕事だ。  

                                                                                                  【安保防衛】                                                                                                何と自民党防衛政策ブレーン(軍事イデオローグ)、民間人学者(?)の森本氏を防衛大臣に任命。                                                       日米安保(軍事同盟)を直ちに根本改変できないのは理解できるが、沖縄基地問題・日米地位協定・各種密約の開示・他、自民政権には出来ない戦後日米関係の別の展開へのキッカケを作ること完全放棄だ。それが人事に顕れた野田首相の本音。                                                            (野田氏は集団的自衛権行使容認論者。それは、松下政経塾の塾是でもある。ちなみに現政権の松下政経塾出身者は、野田氏、玄葉外務、松原国家公安、など。党には前原政調会長、樽床幹事長代理、原口元総務相、福山哲郎など多数) さながら、松下政経塾政権だ。旧民主党、日本新党、松下政経塾、旧社会党、旧民社党、さきがけ、旧自由党、他 その「反自民」寄せ集め集合体には、当然ながらいまだ「綱領」さえない。                                                                                                  【安保沖縄】                                                                                                                                                                                                                                                       欠陥機種オスプレイの普天間配備を強行。普天間~辺野古案を推進。1945年に米に売り渡した沖縄、基地集中の沖縄、普天間撤去・海兵隊撤収から戦後日米安保体制の見直しへと進む、その第一歩を刻もうとしない。だから防衛大臣人事もこれだ・・・。                                                                               【勤労、生活】                                                                                                                  非正規・派遣・パート等、経営効率化の為の野放し財界寄り雇用形態が続いている。抜け道や逆手運用(一定期間後の正規採用回避の為の期限前解雇など)への再度の法改正は進まない。                                                                                      【エネルギー政策】                                                                                   大飯を再稼動するし、「脱原発」への方向性は打ち出しもしない。「原子力規制庁」設置法案(民主党案)には当初無かった文言「安全保障に資する」ことを書き加え(自公提案)、「核」を「安全保障」と絡ませる保守派の本音に同調。核廃棄物対策・廃炉プラン無し・アジア等への原発輸出・原発基軸を前提にした各種政策。                                                                                                            【農業、対米】                                                                                                    安全基準・国土条件に合った生産方式などを無視、工業製品・医療・保険・労働・にも拡大・・・・のTPP。「公平」な競争とは名ばかり、アメリカンスタンダードを強制するTPPを推進か?                                                                          軽自動車の税優遇措置がアンフェアだって?                                                                                                                  【教育・子ども】                                                                                                                                 旧政権の教員バッシング・国家主義統制を放置。歴代文部科学大臣のコメントはどの政権の発言か分からぬ状態。                                                                                  子ども手当て騒動も、現金支給などではなく「学校給食無償」「高校無償」、保育所増設など待機児童対策に当てよ。                                                                                                                 【政治運営手順】                                                                                                                                                           消費税アップは、税と社会保障費負担(健康保険・雇用保険・労災などの総計)の収入に対する比率から言えば自ずと有り得べき論議かもしれない。が、負担率増論議よりも、使い道論議を・・・という風土構築の努力がない。しかも、選挙を経ずして消費税アップは決めないとしていた約束の堂々たる破棄・正面突破は、民主主義否定の暴挙と言うしかない。

 

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はてさて、小選挙区に支持政党候補者の居ない選挙民が、次善の策として民主党に投票したのは、この政権が「社会民主主義的」的政策や運営を少しはするだろうと、淡い期待を抱いたからだと思うが・・・。                                                                                                                                                                                    上に挙げた七つの領域の一つでも「社会民主主義的」的政策を採れよとは思うが、やはり七つはそれぞれに別のことなのではなく強く繋がり結びついている事柄なんだと改めて思い至る。そしてやはり、政権や政党ではなく、それぞれの領域の現地・現場の抵抗戦の有無が全ての始まりだと改めて強く思う。総評の解体、社会党の消滅、小選挙区制・労働者派遣法の成立(やり過ごし)、各種規制緩和の波、新自由主義経済の猛威・橋下の登場・・・。                                                                                         社会が一つの流れにあればこそ、それを阻止するのは現地・現場の抵抗線だと肝に銘じたい。

例えば、反原発の集会デモに参加して、日本の基幹産業の大手労働組合の隊列に出会ったことがありますか? 原発・安保・沖縄に関して大労組と民主党((の内の大方の傾向)は、ぼくらと同じ方向を向いているとは思えないし、最近の国会事情を見ていると、民・自・公の三党連立政権かい?と言いたくなる有り様。                                                                                                                      次期総選挙は、その大連立か、それともハシズムかという最悪の選択の選挙なのか?  そうさせない為には、現場・現地、労働現場・生活現場・消費現場での目に見える民の抗いの積み重ねしかない。                                                                                                                                                                     例えば、橋下の違憲アンケートには、保留しようが何をしようがアンケートを実施したこと自体が「憲法違反」「不当労働行為」「労組法違反」だと、大阪の「市民職員連名」の法廷闘争と労働現場闘争を開始すべし!

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