通信録: 夕暮れ桜・禁煙・年末に目撃した事故
橋からの桜
事務所兼自宅を出て、黒湯天然温泉:天神湯へ向かい旧東海道を歩いた。陽が永くなったなと実感する。 目黒川を跨ぐ『品川橋』に差しかかると、荏原神社前の両岸に満開近い桜が観える。立ち止まって眺めた。 夕暮れ時、川面を渡って来る風を受けてつい深呼吸した。まだ禁煙から20日程度の、しばしば「煙草恋しい」禁煙初心者の身だが、「タバコやめてよかった・・・」などと思いたいからだろうか、いまやってみた深呼吸の味が確かにこれまでと違っているように思えるから不思議だ。
2月3月の過密スケジュール(大したことはなく、ぼく的には・・・と言う程度なのだが)の後半、現場で「経験したことの無い背中の痛み」に遭遇。現場進行中は、マッサージやシップで誤魔化していたが、一段落着いた後、さすがに近くの医院へ走った。 心電図・血液検査・脚の血流検査などなど・・・。 近くの「船保高輪病院」を紹介されたが帰阪予定。4月初め大阪であれこれ検査に至った。 狭心症、脚の血管年齢89歳などと言われて困惑・狼狽。ニトロールやサルポクレラートを渡された。心筋梗塞や脚の閉塞性動脈硬化症に至ったのでは困りますぅ~。 とうとう、タバコを止めた。
昨年末、この橋の少し先200M北に在る天神湯に向かう途中の信号で、高齢者が車に撥ねられる場面に遭遇したのを思い出していた( http://www.yasumaroh.com/?p=13608 )。 後日、その高齢者が一命を取り留めたと聞いて、「あぁ、良かった」そう思ふと自身が救われて行く気がしたのだ。 一部散り始めてもいる桜を観て、橋の欄干から顔を突き出してもう一度深呼吸した。