歌「100語検索」 ⑩ <港・波止場>
港・波止場
初めて石垣島へ行った時、石垣島から沖縄本島へ戻る際に、石垣~宮古~沖縄、その距離感を体感したくてフェリー船に乗った。琉球弧の大きさに驚いた。 仮に石垣市役所を大阪駅と設定すれば、直線距離で、石垣~宮古は大阪~名古屋。その配置で行けば、沖縄本島は群馬県・茨城県となるそうだ。巨大な排他的経済水域が現出する。水産資源・海底資源の宝庫だ。将来、何が出て来るか・・・あらゆる可能性がある。のか? 地政学に照らせば東アジアと太平洋を跨いで境界に在り、その架け橋たる琉球弧の存在の重さは計り知れないのだろう。 ヤマトが手放さないはずだ。中国が羨望するはずだ。 早朝石垣を発ち、午後に宮古島着、那覇には夜遅く着いた。 海洋を往く海の民が浮かんだ。ともあれ、海は広く、海は切れることなく繋がっていてひとつだが、港に生きる人々の「俗」は各島で「同じ」であって「違う」のだろうと想像した。 琉球弧を渡る民、船、文化、言葉…、琉球が「連邦」だとは理のある話だ。海域は本来誰のものだ?
ところで、本日のお題は「港・波止場」。港は海への入口・出口だが、そこに構えて人を送り出し迎え入れている。 大海を悠々と渡り、時に寄港する海人、寂れてもじっと佇んでいる港、その裏路地の雑踏と喧騒…、そんな風景が浮かぶ。 互いに憎み合い赦し合う、「切れて」「繋がる」、人・海・港。 今日は、「港」側の言い分を聞く。
『別れのブルース』 http://www.youtube.com/watch?v=UaoqnGW2P3I 淡谷のり子 『港が見える丘』 http://www.youtube.com/watch?v=f-1MbSjMdug ちあきなおみ 『港町十三番地』 http://www.youtube.com/watch?v=kAWV_6FNRxo 美空ひばり 『悲しい色やね』 http://www.youtube.com/watch?v=IK-jU0ff4fI&feature=related 上田正樹 『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』 http://www.youtube.com/watch?v=2JfiKUgK2wA&feature=related ダウンタウン・ブギウギバンド 『北へ』 http://www.youtube.com/watch?v=iTq15r5mLXM 小林旭 『港町ブルース』 http://www.youtube.com/watch?v=qzioiTIvP-8 森進一 『釜山港へ帰れ』 http://www.youtube.com/watch?v=17cA7096SB0 チョー・ヨンピル 『港町・涙町・別れ町』 http://www.youtube.com/watch?v=miqrkUFIG5Q 石原裕次郎 『俺は待ってるぜ』 http://www.youtube.com/watch?v=ePau6WvckJ4 石原裕次郎 『口笛が聞こえる港町』 http://www.youtube.com/watch?v=PQ1OhYYzv9Y 石原裕次郎 『かもめ』 http://www.youtube.com/watch?v=_kz3-njuxDY 浅川マキ 『秋の気配』 http://www.youtube.com/watch?v=JtttrcLCoPY オフコース 『にぎわい』 http://www.youtube.com/watch?v=cEx7qR6JDeA&feature=related 浅川マキ 『妬いてる訳じゃないけれど』 youtubeにありません。歌詞→あたしを乗せない船が、今日も港を出るところ♪ 中島みゆき
*背伸びして見る海峡を~♪(なかにし礼)。ええねぇ、ええ歌詞やねぇ。 *港・・・裕次郎には似合うのかなぁ~、多いねぇ。 *弟へのコムプレクスに生きた生涯に気付かぬ、あの兄に最も相応しくない場所こそが、「港」です。