つぶやき: ハト迷走と国民

逆説『ハト迷走の効用(?)』
  
マスコミの論調の微妙な変化に、呆れながら、その「効用」(?)に苦い想いもあります。
 鳩山民主党政権の普天間-辺野古を巡る迷走を非難しながら、
「では、どうするべきか?」には答えないマスコミの無責任ぶりは相変わらずだ。 
沖縄の声、徳之島の声を前に、何も言えないのだ(当然)。
日米同盟に斬り込むことも、安保そのもののいかがわしさに言及することもないのだ。
が、さりとて(一部を除き)「普天間閉鎖はアカン」とも「辺野古を受け容れよ」とも
「沖縄県内しかない」とも言えずにいる。
鳩山迷走と同じく、旧政権が描き推進した「絵」に戻せとは言えず迷走の中にいる。
辺野古・徳之島・他、様々に非難しながら旧「絵」ではない「答え」を提示できないジレンマを這っている。                                                                  世論も、「県内移設が当然」でも 「旧絵に戻せ」の大合唱でもない。
そこで、TV番組は
①何故、いつから、どんな事情で「沖縄に基地が集中」しているのか。
②海兵隊は抑止力か。
③在沖縄米軍が、戦後関わってきた「戦争」で何をしてきたか。
④返還時の日米密約は何か。日本(国民が納めた税金)が何故各種の負担をしなければならないのか。
⑤日米地位協定の無法性、フィリピン:クラーク空軍基地・スービック海軍基地の撤去の事実。
などを紹介し始めている
そんな中で、しばしば明記事を載せる東京新聞:4月28日付:朝刊の紙面にいいコラムがあった。
タカの強引即決」より、「ハトの優柔不断」の方がマシであり、
この迷走中に国民は、少なくとも「これまでには無かった」「考える」機会を得た、と書いている。
実際、沖縄・普天間・辺野古…こうした単語を誰もが知り・考える機会とはなったのだ。
国民が本当に「考え」始めたのならいいのだが・・・、そう期待したい。
鳩山政権が「国外」を打ち出せば、支持率が上がると見てノラリクラりとそこへ向かえばいいが・・・。
が、祖父譲りの改憲論者:鳩山の本音が、見え隠れしてヤバイく、事態はこの論者が言うほど悠長なことではない。

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