歌遊泳&交遊録: 友あり 遠方より歌届く

古い友人が「ほら、これちょっとええでしょ?」と
お気に入りの歌を送ってきた。
なるほど・・・・と聞き入っている。
『貴方を捉えたに違いない、珠玉のベスト三曲。納得して聞いています。 ありがとう。 』 と返した。
送られて来た歌は、云わば
ある非転向(イデオロギーのことではなく、もっと大きな意味で・・・。構え・価値観・人柄などのその奥の根本の精神)
を謳い上げている。
例えば吉田拓郎。
同世代同業の誰彼が、「お上」が喜ぶ映画の主題歌を歌い「天皇」が授与する文化勲章を貰うことがあっても、
きっと、彼は貰わないだろうと想像できる。
送り主はと言うと、ぼくが知る限り
ささやかに生き、子を産み育て、働き、貧困を好む訳ではないが裕福は肌に合わず、
挽回可能な難題と、生活維持可能な範囲の収入を甘受して生き、
事に臨んでは、生来のビビリ症ゆえドキドキしながらも、気が付けば周囲が驚く「舞台」に立ってしまふ・・・そんな人だ。
これらの歌が、この人に棲んでいることに何の違和感もない。
歌の好みは人生の一部だ。
 
 
吉田拓郎 『ファイト』 作詞・作曲:中島みゆき)
 
加藤登紀子 『時には昔の話を』 (作詞・作曲:加藤登紀子)
 
金子由香利 『時は過ぎてゆく』
(作曲:ジョルジュ・ムスタキ、訳詩:古賀力)
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