歌遊泳: 遠くに聞こえるもの

アリス 遠くで汽笛を聞きながら
 
 
「自分の言葉に嘘はつくまい。人を裏切るまい」 ん?。
自分の言葉に嘘をつき、ときにこころならずも人を裏切ってしまふのが、人間だ。
そこのところのアリスの自信というか自己肯定には、
「勲章文化か?」と問いたくなるような治者の香りが漂う。
似て非なる心情を、例えば尾崎はこう言う。
「俺は転がり続けてこんなとこにたどりついた」
「いつになれば俺は這い上がれるだろう」
「俺はまだ恨まれているか、俺に愛される資格はあるか」と・・・。
 
けれど、『遠くで汽笛を聞きながら』は好きな歌で、
二次会などでカラオケの順番が回って来てしばしば唄った。
が、三番の歌詞が妙に恥ずかしくこう唄い替えて来た。
『自分の言葉に嘘をつくし 人も裏切るよ』
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人は「忘れられ」ないから唄っているのだ。  
そう、表現はさまざまでいい・・・「記憶の社会学」を知っている限り・・・。
まぁ、こんな言い草自体が青いわなあ・・・へへ
ある党の専従をしていた若いX君が、いつも                                    
「なんにもいいことが無かったこの党で♪」と唄っていたのを思い出す。

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